ま、見てくれ"だけ"は本当にいいからね。マジで国宝級レベルで。
そりゃメロメロになっちゃうのも分かるよ?
でも、死ぬほどクズで俺様だけどね?はは。
こ~んな奴のどこがいいんだか訳分からん…………そう思っていたはずのに……。
とうとう、あたしもおかしくなっちゃったのかな?きっとどうかしてる、こんな奴のどこがって……そう思うのにさ。
・・・・あたしは、こいつが……九条のことが……っ!?
不意に九条の顔が近付いて来て、チュッと唇が重なった。
────── え?
いや、今…………何が起きた?
すると、爆発するように悲鳴が会場に轟く。
「……あんた、覚悟はできてるんでしょうね」
「悪い悪い。唇がうっかり滑っちゃったの~」
「そう?なら、あたしもうっかり手が滑ってあんたを殺っちゃうかもしれないけど……許してね?うっかり手が滑っちゃっただけ……だろうから。ね?」
「おっそろしいねえ。おっかない女~」
「だいたいあんたさ、キスするのは当たり前……みたいな思考どうにかなんないの?あたし達、そんな関係じゃないんですけど。ていうか、キスマークもそう。おかしいでしょ、馬鹿なの?もうあんたにはっ……」
「ハイハイ、分かってる分かってる~。説教とかやめてくんねー?俺、説教とか嫌いなんだよね~。つーか、俺に説教すんのお前だけな?」
そりゃメロメロになっちゃうのも分かるよ?
でも、死ぬほどクズで俺様だけどね?はは。
こ~んな奴のどこがいいんだか訳分からん…………そう思っていたはずのに……。
とうとう、あたしもおかしくなっちゃったのかな?きっとどうかしてる、こんな奴のどこがって……そう思うのにさ。
・・・・あたしは、こいつが……九条のことが……っ!?
不意に九条の顔が近付いて来て、チュッと唇が重なった。
────── え?
いや、今…………何が起きた?
すると、爆発するように悲鳴が会場に轟く。
「……あんた、覚悟はできてるんでしょうね」
「悪い悪い。唇がうっかり滑っちゃったの~」
「そう?なら、あたしもうっかり手が滑ってあんたを殺っちゃうかもしれないけど……許してね?うっかり手が滑っちゃっただけ……だろうから。ね?」
「おっそろしいねえ。おっかない女~」
「だいたいあんたさ、キスするのは当たり前……みたいな思考どうにかなんないの?あたし達、そんな関係じゃないんですけど。ていうか、キスマークもそう。おかしいでしょ、馬鹿なの?もうあんたにはっ……」
「ハイハイ、分かってる分かってる~。説教とかやめてくんねー?俺、説教とか嫌いなんだよね~。つーか、俺に説教すんのお前だけな?」



