俺様御曹司は逃がさない

「だって……言い訳でしかないけど、九条と登下校別々だったし、それに関しての説明もなければ連絡だって取り合うことも減ってたし。それに、あの写真見たら分かるでしょ?状況証拠が揃ってて、もしかしら本当に……って思っちゃって。そんなの言えるわけがないでしょ」

「あーー、だから【処女 初体験 どこも痛くない】的なこと検索してたわけー?」

「うん。だってどこも痛くなかったし、違和感とかも全く無かったから……」


────── ん?


ん?んん?いや、なんであんたがそれを知ってるのよ。


「……あんた、人のスマホ勝手に見た?」

「七瀬。無条件で俺を信じろ」

「あんたほど信じられない奴いないわ」

「ひっでぇな~」

「で、見たの?」

「見た。つーか、見ようとした。だってお前、最近マジで怪しかったんだって。だから、ちょいと覗いてやろうかな?って思ったんだけど、スマホ開いたらその検索画面のまんまだったから、人のスマホは見るもんじゃねーなって思ってやめたんですぅ~」


いや、その態度はおかしくない?なんであんたが不貞腐れてんのよ。


「ロックかけよ」

「あ?何でだよ」

「あんたが居るからに決まってるでしょ?」

「俺には見せれねえもんでもあるわけ?」

「そういう問題じゃない」

「なら、どういう問題だよ」

「じゃあ逆に聞くけど、あんたはあたしにスマホ見せれるわけ?」