俺様御曹司は逃がさない

「その子の衣類を全部脱がせて、全裸にした状態で掛け布団を被せておいてください。あと、うなじにキスマーク付けてください。それと、見るか見えないかくらいの位置にもう1つキスマーク。頼みますね、俺はシャワー浴びてくるんで。あ、分かってるとは思いますけど……そこの子に余計な真似はしないでくださいね」

「……っ、わ、分かってるわよ」

「そうですか。俺の指示を全てやり終えたら帰ってください。お礼は弾みます。じゃ」


シャワーを浴び終えてベッドに向かうと、スースーと寝息を立てながら寝ている舞。

ほんの少し掛け布団を上げると舞の素肌が見えて、パタッと再び掛け布団を被せる。

首に1ヶ所……絶妙なラインにキスマーク。

舞の髪をかき上げて、頭を横にしてうなじを確認すると、がっつり濃いキスマークが1つ。

あの女……やらしいな。


「あと20分くらいか」


ソファーに座って、ただ無になった。何も考えないし、考えたくもない。

小1時間効くとはいえ、どうなるか分からない。


「そろそろか」


俺も全裸になって舞が寝ているベッドに入った。

舞を腕枕して、抱き寄せる。

俺の腕の中で無防備に寝ている舞を写真に納めて、そっと舞を戻し、俺は目を瞑った。


────── これであいつは……終わる。