「なんですか、九条様」
「その棒読みヤメろ。つか、ATM寄りてぇんだろ?」
「あ、うん」
「コンビニでいいっしょ?」
「うん」
コンビニへ行くと、あたしの後ろにベタッとくっついている九条。
「……あの、覗くのやめてくれませんか」
「あ?別にいいでしょ~。どーせたかが知れてるんだし」
「そういう問題じゃないよね」
「そういう問題っしょ。つーかお前、暗証番号自分の誕生日とかにしてんじゃない?」
ギクッとしたのは言うまでもないよねぇ……はは。
「べっ、別になんだっていいでしょ?」
「ククッ。安直すぎんだよなぁ、お前」
耳元で無駄にイケボを聞かされるあたしの身にもなって欲しいもんだ。
「あっ、あの!!」
声がした方へあたしと九条は同時に振り向いた。
そこに居たのはコンビニの店員。
「か、彼女……嫌がってますよ。しかもATMを覗くのは、その……良くないといいますか……」
「あ?なにお前」
九条に怯えているのかオドオドしている店員。
九条って身長高いし、ちょっと雰囲気が怖いのも分かるかもしんない。
きっとあたしが困っているように見えて、助けに来てくれたんだろうな……。
「その棒読みヤメろ。つか、ATM寄りてぇんだろ?」
「あ、うん」
「コンビニでいいっしょ?」
「うん」
コンビニへ行くと、あたしの後ろにベタッとくっついている九条。
「……あの、覗くのやめてくれませんか」
「あ?別にいいでしょ~。どーせたかが知れてるんだし」
「そういう問題じゃないよね」
「そういう問題っしょ。つーかお前、暗証番号自分の誕生日とかにしてんじゃない?」
ギクッとしたのは言うまでもないよねぇ……はは。
「べっ、別になんだっていいでしょ?」
「ククッ。安直すぎんだよなぁ、お前」
耳元で無駄にイケボを聞かされるあたしの身にもなって欲しいもんだ。
「あっ、あの!!」
声がした方へあたしと九条は同時に振り向いた。
そこに居たのはコンビニの店員。
「か、彼女……嫌がってますよ。しかもATMを覗くのは、その……良くないといいますか……」
「あ?なにお前」
九条に怯えているのかオドオドしている店員。
九条って身長高いし、ちょっと雰囲気が怖いのも分かるかもしんない。
きっとあたしが困っているように見えて、助けに来てくれたんだろうな……。



