俺様御曹司は逃がさない

「……はい?」

「霧島よりお前のほうが幾分マシだって言ってんの~」


これはサーバントの仕事、これはサーバントの仕事、これはサーバント仕事……?これは、サーバントの仕事なのか?


「ちなみに拒否権ねえから」


でたでた、俺様発言。俺様系男子が言うセリフトップ10入りしてるわ。

睨むようにあたしを見て、再びスマホへ視線を戻した九条。

・・・・本当に何様俺様だな、こいつ。ま、男の裸は見慣れている。なんてことない。いや、この言い方だとかなり語弊があるな。お父さん、弟達がパンツ一丁でうろちょろしているなんて、七瀬家ではザラだから……って意味ね?

そして、霧島さんが蒸しタオルと着替えを持ってきた。で、そそくさ退散しようとする霧島さんを睨み付けると、何事も無かったかのように去っていく。

はあーー、霧島さんも大概だな。


「九条様、ご自身で脱いでくれます?」

「へいへーーい」


ベッドのフチに腰かけて、バッと服を脱いだ九条。

・・・・想像を超えた肉体美を見て、動きがピタッと止まり反応に困るあたし。

いや、九条ってめちゃくちゃ着痩せするタイプ?まあ、確かにガタイはいいなって思ってた。触れられた感じも、触れた感じもガッシリしてたし?

でも、見た感じがスラッとしてたから……こんなにもゴリゴリだったなんて思いもよらず……じゃん。