学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。





今かよ。
今さらかよ。

そーだよね、あんたってそんなヤツ。


なにするにしても人より遅くて、同じペースで歩けなくて、喜ぶときは普通の人より何倍も喜んで。


悲しむときはこんなふうに我を失ってまで全力。



「わたしがっ、ばかでっ、わたしがこんなだからぁ…っ、りっちゃん嫌気さして、いつもいつも恥ずかしい思いさせてた……っ」


「……だれに、言われたの」


「いっぱい考えたっ、かんがえて……これしか理由がなかった……っ」


「だから、そんなのだれに言われたんだって…」


「ビョーキっ、わたしえーでぃーっ、えいちでぃーで…っ、みんなといっしょ、いつもできないからぁ……っ」



ああそうだ。


私が好きになった子って、惚れちゃった子って。

独り占めしたかった子って、自分だけのものにしたかった子って、こんな子だった。


わからない中でも自分なりに考えて、がんばって答え出して、まあ結局いつも間違ってんだけど。