「おまえは太宰 治か…!!変なこと考えてんなって…!!真琴に死なれたら上鷹先輩だって悲しむしっ、真琴のお父さんお母さんだって藍先輩だって……!!」
「はなっ、はなして…」
「恥の多い生涯送ってんのは…、どう考えてもおまえよりは私だろーが…っ!!」
恥の多い生涯を送ってきました───人間失格というタイトルから書き出しまで、すべてが完璧で秀逸な小説。
あんなの読んだら鬱になる。
鬱になるが、読んで救われる部分もある。
私には正直、どっかの夢物語ばかりのBLドラマよりリアルだったよ。
「そこまで私に一生ものの罪悪感植え付けたいってんなら…っ、ノーテンキに生きて生きて堅物一休とさっさとヨリ戻して幸せになることが私はいちばん大ダメージだっつーの…!!」
「ちがうの…っ、ピン……」
「……は…?ピン……?」
「おとしちゃった…っ、なくしちゃったっ、りっちゃんがお祭りのときくれた……ヘアピン……っ」



