たとえそこに本人が入っていなかったとしても、十分。
その全員が私の気持ちを認めてくれて、受け入れてくれた。
それってすごいよ、すごい。
「3人もですよ、3人も」
1人でもいいからと期待値を下げてたわけでもないし、どーせ分かってもらえないからって諦めてたわけでもない。
そもそも私は誰かに話す自体を考えていなかった人間だ。
そんな時間のほうが無駄だって、そーだね諦めてた。
それが、奇跡みたいに3人も。
「…和泉兄は、いいやつだよ」
「……知ってます」
「おまえのことしか考えてないぞ、本当に」
うっちーが言うくらいなんだ。
それはもう相当なんだろう。
「あたしはお似合いだと思うけどな。…瀬戸 律と和泉 藍は」
たまに彼も保健室に来ていたらしい。
そしてうっちーに堂々と言っていたんだって。
俺は妹なんかに負けないくらい、1年A組の瀬戸 律ちゃんが大好きなんです───と。



