「俺が介入することで真琴と瀬戸の関係を壊すなら…俺はこのほうがいいと思う」
「…………」
「あいにく俺は柔道一筋で生きてきた人間だ。…恋愛は、向いてなかったんだよ」
私が悪役で良かったのに、なんで悪役を守りに入ってんだよおまえら揃って。
「瀬戸の言う通りだ。俺は約束を守れなかったし……両立なんかできなかった」
「キモ」
「…………」
「それで主将もやめるって、両立できなかったならせめてどっちかは貫き通すのが筋ってもんじゃないの。
女に振られて部活も中途半端、どんなに自分がダサいか分かってます?」
あたま丸めるのがあんたの筋だっていうなら、勘違いも良いところだ。
そりゃ真琴にも振られて当然。
だって真琴が惹かれた上鷹先輩の良さって、たぶんいちばんは部活にまっすぐなところだよ。



