「これ、エビじゃん」
「…………えっ」
「タコじゃないよね。どう見てもエビだけど」
「あーーーっ!!うそおっ、そこ間違える…!?」
「それこっちのセリフ」
タコとエビを間違えて買ってしまったお母さんは、いよいよ心配になってきた。
たまーに、ある。
こういう抜けたところというか、とくにテンションが上がったときは危うい。
そこを昔から娘である冷静な私がカバーという構図だった。
「なにしてんおかんマジで。こんなんたこ焼きちゃう、エビ焼きやんか」
「ほんっまごめんやで…!まっ、でもエビ焼きもええんちゃう?令和って感じや~ん!」
「なにが令和やねん。おかん昭和生まれやないか」
「まって俺どこからツッコめばいい?おばさんもなんでそんなスムーズに関西弁が出てくるんですか」
あ、だめ。
関西弁じゃないと私たち親子の会話には入れないから。



