雲朔の手柄で、大量の路銀が手に入り宴を開催した時も、みんなが高級な酒を飲んで歌って踊る様子を、端の方で静かに酒を飲みながら、目を細めて眺めている。
美味いものがあれば誰かに分け与え、喜んでいる姿を見ることが好きなようだ。
だんだん雲朔という男のことが気になってきて、『お前はなにが欲しいんだ』と言ったら、『国が欲しい』ととんでもないことを言いやがる。だが、私利私欲のために国が欲しいと言っているわけではないことは明らかだ。
深く聞いてみると、先代皇帝の直系の皇子だというじゃねぇか。
しかも家族の無念のために復讐したいというのではなく、好きな女が安心してずっと暮らしていけるために簒奪帝を倒したいのだという。
聞いていると、どこまでも『誰か』のためで、自分のためではないということに気がついた。
『皇帝になりたいわけではないのか?』
と聞いたら、
『実は面倒くさい』
と答えやがった。
俺は大笑いをして、雲朔を推すことに決めた。
美味いものがあれば誰かに分け与え、喜んでいる姿を見ることが好きなようだ。
だんだん雲朔という男のことが気になってきて、『お前はなにが欲しいんだ』と言ったら、『国が欲しい』ととんでもないことを言いやがる。だが、私利私欲のために国が欲しいと言っているわけではないことは明らかだ。
深く聞いてみると、先代皇帝の直系の皇子だというじゃねぇか。
しかも家族の無念のために復讐したいというのではなく、好きな女が安心してずっと暮らしていけるために簒奪帝を倒したいのだという。
聞いていると、どこまでも『誰か』のためで、自分のためではないということに気がついた。
『皇帝になりたいわけではないのか?』
と聞いたら、
『実は面倒くさい』
と答えやがった。
俺は大笑いをして、雲朔を推すことに決めた。



