65リットルよりも、笑って。





「おお〜、格好いいじゃん!蓮夜は選ばれたヒーローだもんね」


「うん!これでオレはファイバーレッドになってダークマンを倒すんだっ」


「…あっ!蓮夜!そこにダークマン発見っ、助けてファイバーレッド~!」



私が向けた人差し指の先、白衣をまとった無愛想なダークマン。

「…は?」と本人は相変わらずの反応だったが、それさえダークマンの特徴だと無理やり繋げて茶番続行。



「きゃーー!ダークマンが私を襲ってくる~!」


「おい、」



いーから続けろっての。

てか、察してよいい加減。


なんで私がここまで自分から動いてまで、あなたの腕を自分の首にわざとらしく巻き付けないといけないの。



「出たなダークマン!この星を悲しみで埋め尽くすヤツをオレはゆるさないっ!いくぞっ、変身っ!!」



チャキーン!と響いた変身音。

セリフも動きも本物そっくりに真似て、小さなヒーローはダークマンに立ち向かう。