そんな私は春海お姉ちゃんから貸してもらっていた乙女ゲームってやつ。
まあ、いつの間にかどハマリしちゃったよね。
「なにこれ!つまんなそ!」
「えっ、ちょっ、あんたまた勝手に私の部屋に侵入して!!こら蓮夜っ」
「へっへーん」
私が手にするゲーム機を覗き込むだけじゃなく、私のベッドに入ってくるまでがセット。
毎度毎度なことで慣れてしまったし、これといって追い出す理由もないから好きにさせてあげるけど。
この子には私も大切なことを教えてもらったから、勝手に借りた借りもあることだし。
「それにしても蓮夜、ここ来て大丈夫なの?点滴は?」
「今はいいって!」
「…そっか」
この笑顔、ズルいな。
まだ小さな身体、小さな手、ニシシッと笑う顔。
ねえ、救ってよ。
お願いだから救ってあげてよ先生。



