最初は「幸せなほうだ」と妥協するように言っていたなゆが「幸せすぎる」と思うようになり、「幸せよ」と届け続け、最後は泰斗が「幸せすぎた」と締めている部分が個人的に一番好きでした。
改めまして理人です。
理人が定義する「しあわせ」とは、たぶん特別な何かを手にすることじゃないんだと思います。
むしろ「なにもない」というなかに残ったものこそ、絶対に崩れない本物なんだろうなって。
そんなものを物語として表現したかった今回でした。
理人らしい何かを感じてくださっていたら嬉しいです。
そしてこういったお話を執筆するたびに、あとがきで綴ることが本当にないのが困るところでもあります。
それほど内容にすべてを込めました。
出会ってくださった読者様の心に残るひとつとなりますように。
『65リットルよりも、笑って。』
彼らの最後の1ページまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
◇理人◆



