「…せんせ…、ねむい」
「────…だめ、だ」
「…め…?」
「…いや…、そうだな。今日は検査もあったから疲れてるよな」
眠ることが多くなった。
目を覚ましている時間が短くなった。
本当はもっと起きていたいけれど、すぐ疲れちゃって。
でも先生が来てくれるときはね、必ず私は自分から目を覚ますんだって。
「なゆちゃん、テラス行ってきたの?僕とも明日行こうか」
「テラスは俺たちのデート場所なんだ。邪魔するな」
「……泰斗。ずっと言おうと思ってたんだけど、先輩に対しての態度って知ってる?」
佐藤先生。
穏やかそうに見えて、じつは熱い一面を持ったリハビリ担当。
ただ、この人だけは信用しないほうがいいとたまに思わせてくる隠れドSな先生。
「なゆちゃん、今日の夕食はなゆちゃんの好きなものが揃ってたよ〜?」
「よかったな、なゆ」
美子ちゃん。
私のお姉ちゃんみたいな看護師さん。
いつも優しく笑いかけてくれる美子ちゃんが大好き。
あなたになら、彼をお願いしたいな。



