65リットルよりも、笑って。





ああ、そっか。
くだらないから逆にあんなことできたのかな。

ただの興味本位とか、試しに、とか。



「くるみは年齢で言ったら俺より年下だが、おなじ年に入社した同期なんだ」


「……あっそ」


「それに毎回名前を気にしていたが、くるみ以外だと……逆にどう呼べばいい」


「知らないよそんなの」



なんで私に聞いてくるの。

こいつは私をイラつかせる天才か。



「…俺が名前で呼ぶのはおまえだけだ」


「……嘘つくな」


「嘘じゃない。くるみだって苗字だろ」


「…………」



えっ?と、そのあとすぐに反応してしまった。



「……みょうじ…?くるみって、下の名前じゃ、ないの…?」


「胡桃(くるみ)、……下の名前は忘れた」



それもひどい。
同期なら覚えてあげるでしょ、普通。


くるみ、胡桃 ◯◯さん?


ええ、ちょっと待って。

そしたら私、めちゃくちゃ恥ずかしい勘違いして勝手にモヤモヤしてたってことにならない…?