「あははっ、めちゃくちゃびっくりしてる」
「…それ、俺にも送って欲しい」
「…じゃあ、メッセージアプリとかやってる?」
ここで初めて連絡先を交換だなんて。
それくらい隣にいるのが当たり前になっていたんだ。
来てよかった。
私にとってはひとつひとつが思い出づくりでしかないかもだけど、できれば覚えていたい。
いつか反応できなくなって、返事がうまくできなくなって。
その先でも、今日のことは覚えていたい。
「あー、もう…」
「痛むか?」
「…ちょっとね。でも……へーき」
なんでこーいうときくらい大人しくしてくれないの、私の病気は。
病院を出る前に薬を飲んだはずが、ズキンズキンと痛む頭部。
「さっきから少し熱っぽいとは思ってたんだ。帰ろう」
「えっ…?こんなのいつものことだし、我慢できるよ。気分で治まるときもあるし、それにポテトとかも買ったじゃん…」
「病院からも花火は見える。そこで食えば同じだろ」
「っ、ぜんぜん違うから…っ!」



