「なにかあった場合、俺は医者だ。俺と一緒なら外出許可も下りるだろうし……おまえの護衛にもなれる」
「……ふーん?行きたいと思ったけど、やーめたっ」
「は」
「だーってわざわざ!わざわざ先生の大事な大事な休日を?わざわざ私なんかの護衛に?わざわざ付き合わせるなんて?そんなこと申し訳ないもんね~??」
「…………」
素直になれバカ。
25歳の男がお祭りのひとつにさえ女の子を誘えないなんて、それピュアとかじゃなくただのヘタレだから。
「先生、私と行きたい?」
「…………」
「そっかそっかー。なら佐藤先生あたりを誘ってみよっかなー」
「だめだ。俺と行くぞ」
「………ふふ。うんっ」
ちょっと照れくさい。
照れくさいけど、思ったより嬉しかったから子供っぽい返事をしてしまった。
どんな服を着ていこう。
夏じゃないから夜は肌寒いだろうし、浴衣はさすがにね。



