「…仮にもしそんなことをしたら僕が泰斗に殴られるな」
「え?」
「いいや。…でも、どうしてそんなことを急に思ったの?」
始まりました自然な流れでメディカルチェック。
これも理学療法士さんのお仕事だとしたら、どこまで仕事熱心なんだ。
佐藤先生はあいつと違って素直で誠実だから、私が馬鹿な質問をしているとも思わせないプロだ。
「急じゃないよ?だって先生、私がハマってるゲーム知ってるでしょ?あそこは女の子の夢と希望が詰まってんの」
「…でもそれは、好きな人とじゃないと意味がないんじゃないかな」
「イチから作ってお付き合いして、ひとつひとつ段階踏めって?それを私に言う?」
ふざけてるけど、これが本音だ。
そんな時間ないし。
いつ身体を動かせなくなるか分からないし。
そんな女にチマチマやれって、ずいぶん酷なことをおっしゃりますねえ先生。



