「じゃあもう一緒にいるのやめよう」
「……え?」
足が止まっちゃった。
全然わからない話の流れにあわてちゃった。
「え、何?なんでそうなるの!?」
すぐに教室の方へ顔を向けた。
「急にっ、全然じゃあの意味がわかんないよ!?」
ケイはまっすぐ私のことを見ていて、そんな顔久しぶりだった。
鋭い視線を向けられたのは、すごく久しぶりだった。
「なっ、なんでそんなこと言うの…?」
しーんとした教室に緊張感が走る。
「俺といない方がいい」
「なんで!?私が一緒にいたいから一緒にいるんだもん!私もう平気だよ!?何言われても何されてもケイがいるしっ」
「そんなの紫衣が辛くなるだけだ」
「別に辛くなんか…っ」
大きな声で騒ぐ私とは対照的にケイは何の乱れもなく平然としていて。
何か言いたいのに私ばっか熱くなっちゃう気がして、胸が苦しい。
「…どうして一緒にいたらダメなの?」
ふぅっと息を吐いて視線を落とす仕草を見せて、もう一度私の顔を見た。
「俺といたら彗のことを思い出すだろ」
「…っ!」
まっすぐ私を見てる瞳は彗くんの瞳、どこか寂し気なその瞳は彗くんで。
「だから俺のことはもうほっとけ」
だけどケイでもあって。
「もう彗は戻って来ねぇよ。俺だって好きでここにいるわけじゃねぇけど、こうなった以上どうしようもない」
戻って来ない…?
なんで、そんなの…
わかんないじゃん、明日には戻ってくるかもしれないじゃん。
明日には戻って来なくても明後日には、来週には、来月には、来年には…っ
「だから…」
ケイが静かに口を開く。
「彗のことは忘れろ」
そんな冷たい言葉、ケイから聞くなんて思わなかった。
「……え?」
足が止まっちゃった。
全然わからない話の流れにあわてちゃった。
「え、何?なんでそうなるの!?」
すぐに教室の方へ顔を向けた。
「急にっ、全然じゃあの意味がわかんないよ!?」
ケイはまっすぐ私のことを見ていて、そんな顔久しぶりだった。
鋭い視線を向けられたのは、すごく久しぶりだった。
「なっ、なんでそんなこと言うの…?」
しーんとした教室に緊張感が走る。
「俺といない方がいい」
「なんで!?私が一緒にいたいから一緒にいるんだもん!私もう平気だよ!?何言われても何されてもケイがいるしっ」
「そんなの紫衣が辛くなるだけだ」
「別に辛くなんか…っ」
大きな声で騒ぐ私とは対照的にケイは何の乱れもなく平然としていて。
何か言いたいのに私ばっか熱くなっちゃう気がして、胸が苦しい。
「…どうして一緒にいたらダメなの?」
ふぅっと息を吐いて視線を落とす仕草を見せて、もう一度私の顔を見た。
「俺といたら彗のことを思い出すだろ」
「…っ!」
まっすぐ私を見てる瞳は彗くんの瞳、どこか寂し気なその瞳は彗くんで。
「だから俺のことはもうほっとけ」
だけどケイでもあって。
「もう彗は戻って来ねぇよ。俺だって好きでここにいるわけじゃねぇけど、こうなった以上どうしようもない」
戻って来ない…?
なんで、そんなの…
わかんないじゃん、明日には戻ってくるかもしれないじゃん。
明日には戻って来なくても明後日には、来週には、来月には、来年には…っ
「だから…」
ケイが静かに口を開く。
「彗のことは忘れろ」
そんな冷たい言葉、ケイから聞くなんて思わなかった。



