寝てからどれくらい経ったんだろう。外はまだ薄暗い。


胸になにかが乗っているように重くて苦しい。

「ふぅ、、はぁ、、、、ふぅ、、ひゅっ、、」


音立てたら、悠が起きちゃう、、

毛布を頭までかぶって、息を殺していたけど、


「っ、はぁ、、はっ、、ケホッ、、ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ…」

余計苦しい。


「んぁ?、、、いと!?何してんの?!顔出しな!背中起こすよ!」


待って、待って、、

「ケホッ、ヒュー、、ケフッ、、ゴホッ、、ゼェ、、ゼェ、、ヒュッ、、、、ケホッ、、」


「いと!頑張って目開けて!薬入れるよ!」


もう、何が起こっているのかわからない。苦しい。怖い。悠、隣に、いてね。



身体が耐えきれなくて、視界が砂嵐のようになっていく。怖いよ、悠、、