悠久の絃 2

「うおっ!絃ちゃんここにいたのか。」


「上宮先生、!」


目には涙が溜まり、今にも溢れだしそう。


「絃ちゃん、安心しな。夏風邪拗らせてるだけだし、病院で点滴もしてきたから。今はゆっくり寝かせてあげて。」

コクッ