黒峰くん、独占禁止。

「ん?」

「唯都様に……告白、しようと思うんだ。」

「……んん??」

 唯都様に、告白……。

 ……つ、つまり。

「とうとう!?」

「うん。最近唯都様と仲良くさせてもらってるし、少しくらいはお近づきになってるかなって思って……。でも正直、もう少しだけお近づきになりたいなぁ……なんて思っちゃうんだ。」

 な、なるほど……。

 うんうんと頷く私の横で、真剣な面持ちでそう話してくれる光莉ちゃんがいた。

 けれど恋する乙女の顔と言ってもおかしくないくらい光莉ちゃんの頬は緩んでいて、なんだかこっちまで緩みそうだ。

 まさか、告白しようと思ってたなんて……全然気が付かなかったや。

 ……ん? あれ?

「じゃあもしかして、私を遊びに誘ったのって――」

「……唯都様への告白の言葉、一緒に悩んでほしくて!」

 あ、そこは「考えてほしい」じゃないのね……。悩むだけでいいのかな。

 茶々を入れるのは無粋かと思い、けれどもこれで腑に落ちた。

 そっか……じゃあ土曜日に行くのは、告白準備の為でもあるんだ……。