3人は目を見開いて、じろじろ私を見る。

 やっぱり変なのかな…っ。




「な、なんであの地味子がこんなにかわいく…っ」


「し、知らないよっ…!」


「…イメチェンしたんだ?似合ってるね」




 前澤さんはぽかんと開いたままだった口を閉じると、そう言って笑ってくれた。

 クラスでいちばんかわいい前澤さんにそう言ってもらえると、ちょっと自信が出るなんて、単純かな。




「あ、ありがとうっ…!」


「失恋してイメチェンするとか、よくあるもんね。好きなひとがおなじでごめんね?」


「えっ…」


「…あれ、もしかしてまだあきらめてなかったの?ごめんね、杉原さんずっと休んでたから失恋したショックかと思って」




 前澤さんは目を丸くして、口に手を当てる。