「じゃあ、伊緒くんの分も私達はとりあえず黒涼祭に向けてのメニュー決め頑張ろうね!」
そう言って、私は皆の前で明るく振る舞う。
隠している内容が気にならないと言えば嘘になるが、これ以上詮索したって千歳は絶対に言わないだろうし。
「私も今日は、ヒマなんで手伝いますね。あ、特に味見は任せてください。得意なんで!」
気を利かせた杏花ちゃんがおどけた風にそう言ってくれたおかげで、幾分かその場の空気も和んだ。
「じゃあ、まずはカフェメニューの案を出していきましょう。白浪の文化祭では、結構クッキーとかクレープみたいな食べ歩きできるものが人気なんだけど……」
「男子校ですし、ガッツリ食べれるメニューもほしいっすね!」
「オレは、甘いのならなんでもいいけどね〜」
その後は、各々考えていたアイデアを出し、検討を進めていく。
最終的に皆の意見をまとめて、決まったメニューは……。
「じゃあ、今回はクレープってことでいいっすね」
琥太郎くんの言葉にその場にいた全員がコクリと頷いた。
ご飯系、デザート系どちらもいけるし、中身を盛ればボリュームもでる!
そんな理由で今回特進科のカフェメニューは、クレープに決まったのだ。



