早歩きで廊下をみ、下駄箱までやってきた私はサッと靴を履き替える。
2人とももう着いてるかな…?
急がないと。
制服のブレザーに入れていたスマホで時間を確認しながら校門を飛び出した瞬間、タイミングを見計らったように私のスマホに着信が入った。
「もしもし…!ゴメンね。今、学校出たから。うん。駅前のカフェね!あと15分くらいかな〜…?はーい!またついたら連絡するね」
一応、千歳たちの言いつけを守り、キョロキョロと辺りを警戒しながら目的地に向かう私は電話の相手にそう告げると電話を切る。
「あれ?西藤さんじゃないですか!駅のほうにいるのめずらしいっすね。てか、今日は千歳さんたちいない感じです…?1人で大丈夫すか?」
「うん、大丈夫〜!心配してくれてありがと。また学校でね!」
黒涼高校から駅までの帰り道、何人かの顔見知りの黒涼生とすれ違い、そんな風に声をかけられた。
ちなみに南翔くんとの話は、普通科の間にも広まっているようで…。
『西藤さん、琥太郎から聞いたっすよ。体育科には気をつけてくださいね。俺のダチも何人もボコられたりしてて…』
『アイツら話聞かないヤツ多いんで…。何かあったら俺らも加勢しますから!』
と普通科の生徒数名から心配の声がかかったのはつい先日の出来事。
2人とももう着いてるかな…?
急がないと。
制服のブレザーに入れていたスマホで時間を確認しながら校門を飛び出した瞬間、タイミングを見計らったように私のスマホに着信が入った。
「もしもし…!ゴメンね。今、学校出たから。うん。駅前のカフェね!あと15分くらいかな〜…?はーい!またついたら連絡するね」
一応、千歳たちの言いつけを守り、キョロキョロと辺りを警戒しながら目的地に向かう私は電話の相手にそう告げると電話を切る。
「あれ?西藤さんじゃないですか!駅のほうにいるのめずらしいっすね。てか、今日は千歳さんたちいない感じです…?1人で大丈夫すか?」
「うん、大丈夫〜!心配してくれてありがと。また学校でね!」
黒涼高校から駅までの帰り道、何人かの顔見知りの黒涼生とすれ違い、そんな風に声をかけられた。
ちなみに南翔くんとの話は、普通科の間にも広まっているようで…。
『西藤さん、琥太郎から聞いたっすよ。体育科には気をつけてくださいね。俺のダチも何人もボコられたりしてて…』
『アイツら話聞かないヤツ多いんで…。何かあったら俺らも加勢しますから!』
と普通科の生徒数名から心配の声がかかったのはつい先日の出来事。