その生徒会、取扱注意につき!


とまぁ、そういうわけで現在。

私は千歳達に連れられて、私立黒涼高校にやってきていた。

有紗、心配してるだろうなぁ……。
美心にも結局、何も言えないで来ちゃったし。

2人に声をかける時間なく、こちらにやって来てしまったことが唯一の気がかり。

特に有紗は私が教室に戻ってこないことを心配しているかもしれない。

先ほどチャットでメッセージは送っておいたが今は授業中だからスマホを見てないだろうし……。

「立栞先輩、ここが化学室。そっちが音楽室です」

先陣を切り、元気よく私に学校案内をしてくれる琥太郎くんの後に続き、私は長い廊下を進む。

ちなみにその他のメンバーはというと……。

千歳は私の隣で楽しげに微笑んでいるだけ。

伊緒くんは何か忙しそうにタブレットで調べ物をしているし。

史緒くんなんて、ダルそうにスマホをいじっていた。

「ねぇ……。今からどこに行くつもりなの?」

とりあえず、隣を歩いている千歳に質問してみる。

「まずは理事長に挨拶してからその後、立栞のクラスに案内するよ。と言っても、俺と伊緒と史緒しか2年の特進科はいないんだけどね」