その時。
「ちょっと琥太郎!大声出さないでよ。恥ずかしいでしょ」
「……千歳はいたのか?」
窓からヒョコッと見えたのは、2人の男子の姿。
いともたやすく窓枠を越え、生徒会室に入ってきた2人。
彼等の容姿を見た瞬間、私は小さく息を呑む。
だって、あまりにも顔立ちが似ていたから。
双子かな?本当に顔つきがそっくり……。
パチっとした綺麗なアーモンド型の二重に長いまつ毛。
きっと、2人共小さい頃は女の子に間違えられたに違いない。そのくらい整った中性的な顔立ちをしていた。
しかし、似ているのは顔つきだけで、雰囲気や服装は真逆。
右側の彼は、黒涼高校のジャケットの下にブカっとした白色のオーバーサイズパーカーを着ており、髪色も金髪でチャラい印象。
そして、左側の彼は、黒涼高校の制服をきっちり着こなし、少しだけ茶色がかった髪色で真面目そうな印象。ただ、左耳に銀色のピアスをしているのが気になる所だ。
次から次へと現れる黒涼高校の生徒達に私は、内心戸惑いを隠せない。



