「黒涼の生徒ってもっと怖い感じかと思ってたけど、優しい人が多いですし、学祭も楽しいです」
「本当に!私もそう思います」
笑顔で話をする白浪女学院の生徒の様子に、私はホッと胸を撫でおろす。
皆、心の底から楽しんでくれてるみたいでひと安心だ。
「それに〜……!なんといっても黒涼の生徒会の皆さんすっごくイケメンですし!」
1人の生徒の黄色い声を皮切りに。
「あ!私も思った〜!女装姿もめちゃくちゃ似合ってるよね!」
「うんうん!わかる〜!カッコいいよねっ!カフェもすごく素敵だったし」
キャッキャッと楽しそうに騒ぐ彼女達についポカンとした表情を浮かべてしまう。
たしかに千歳をはじめ、伊緒くん、史緒くん。
それに琥太郎くんもかなり顔立ちが整っているし、皆が騒ぐのもわかるけど、まさかここまでうちの生徒にウケがいいとは思わなかった。
「生徒会の皆さん大人気ですねっ!」
「えぇ。それに皆楽しそうで安心したわ」
美心も有紗も安心したのか、満面の笑みでそんな皆の様子を見つめている。
ちなみに、うちの生徒にも盛況だった特進科の女装カフェはとにかく凄まじい人気だった。
「ヤバッ。あれマジで城月史緒?めちゃくちゃ可愛いじゃん……」
「わかる。でも、俺、千歳先輩派だわ」
なんて頬を赤らめて、生徒会メンバーを見つめている黒涼生もいたくらい。
特にノリノリだったのは、史緒くんで……。
「いらっしゃいませ〜。はい、これメニューね。たくさん注文してくれたらお礼にチェキ撮ったげるよ」
「え!マジか!?じゃあ、俺、クレープ2つ頼むわ」
「お、俺は3つ!」
「は〜い♡まいどありっ」
どんどん黒涼の男子生徒に貢がせ……、いや、注文させていく姿には感心を通して呆れてしまう始末だ。



