その生徒会、取扱注意につき!


「立栞先輩、お気持ちは本当に嬉しいのですが、これ以上俺を庇うと千歳先輩がさらに不機嫌になりますのでどうかそのくらいで……!」

必死な形相で訴える琥太郎くん。

「すみませんっ!あとが怖いんで……」

「う、うん。わかった」

私が曖昧に頷くと、琥太郎くんは幾分かホッとしたように息をついた。

そんなに千歳が怖いのかな?普段は琥太郎くんを可愛がってるように見えたけど……。

うーんと、1人で首を捻っていた時。

「立栞、そういえば、白浪の生徒は何時頃来るんだ?」

千歳の言葉にハッとする。

「あ、そう!えっと、お昼ごろ来るってさっき連絡がきてた」

ポケットからスマホを取り出し、再度メッセージを確認する私。

実は、今回有紗や美心をはじめ、数名の白浪女学院の生徒をゲストとして特別招待していた。

千歳たち、黒涼生徒会と審議を重ねた結果、2時間という時間制限付きではあるが黒涼祭に招待できることになったのだ。

『え!?か、会長が執事服着るんですか……!?それは絶対黒涼祭を見に行かないと!!』

『白浪女学院で連れて来る子達の選定は私と美心に任せて!皆、予想していたよりはノリノリだったから大丈夫だと思う』

2人とも私の提案にふたつ返事で了承してくれてホッとする。先日のカフェの一件で怖がらせてしまったと心配していたが杞憂だったようだ。

ちなみにうちの理事長と美千子理事長に関しては、大喜び。和気あいあいとした所を見せて、白浪女学院の生徒に黒涼高校のイメージアップを目的としているみたい。