恋と、涙と、先輩と

自分をよく見せたいがために、都合の悪いことはすべてわたしに押しつけて陥れようとしたあっくん。

そんなあっくんのことは許せない。


…だけど。

だからって、わたしと同じ目にあえばいいとも思わない。


「ねぇ、みんな。そういうの、もうやめようよ」


わたしはクラスのみんなに語りかけた。


噂とかでまかせに流されて、あからさまに人を区別したり勝手に判断すること。

それで、昨日までの関係はまるでなにもなかったかのように、いきなり態度を一変させること。


他の人もやっているから。

これくらいたいしたことないから。


みんなはそう思っているかもしれない。

でもそういった1人1人の考えが集まれば、標的になった人はどうしようもないこと。


だれも話を聞いてくれない。

口もきいてくれない。