「ごめん、みくり。オレ、思い出したことがあるから戻るわ」

「え…!?」

「みくりは先に帰ってて。じゃ!」


そう言って、あっくんはまた階段を駆け上がっていった。


あっくんがなにをしに戻ったのかはわからない。

寝る前にあっくんにお礼のメッセージを送ったけど、返事が返ってくることはなかった。