あっくんとは気まずいままだし、周りの視線も気になるから、ますますあっくんに話しかけずらくなってしまった。
――それなのに。
「みくり、これあっくんに渡しておいてくれる?」
なにも知らないお母さんは、あっくん家に渡す用事があるものをたびたびわたしにことづけてくる。
「…やだよ。お母さんがあっくんの家に持っていけばいいじゃん」
「なに言ってるの〜。あっくん家は日中留守だし、お母さんだって仕事でそんな時間ないんだから」
「でも…」
「今までだって、みくりにお願いしてたでしょ。だから、あっくんに渡しておいてね」
そう言って、お母さんは無理やりわたしに紙袋を押しつけた。
本当はこんなこと…したくないのに。
「…あっくん。これ、お母さんが…」
「え…。あ、ありがとう」
――それなのに。
「みくり、これあっくんに渡しておいてくれる?」
なにも知らないお母さんは、あっくん家に渡す用事があるものをたびたびわたしにことづけてくる。
「…やだよ。お母さんがあっくんの家に持っていけばいいじゃん」
「なに言ってるの〜。あっくん家は日中留守だし、お母さんだって仕事でそんな時間ないんだから」
「でも…」
「今までだって、みくりにお願いしてたでしょ。だから、あっくんに渡しておいてね」
そう言って、お母さんは無理やりわたしに紙袋を押しつけた。
本当はこんなこと…したくないのに。
「…あっくん。これ、お母さんが…」
「え…。あ、ありがとう」



