後ろから名前を呼ばれ振り返ると、担任の先生が職員室から顔を出していた。
手招きをされたから職員室に入ったのだけれど――。
「これ、平野くんに返しておいてもらえる?」
渡されたのは袋に入った3冊のマンガ。
「…先生、これは?」
「この前、平野くんが学校に持ってきて読んでるのを見かけたから没収してたの。もう持ってこないように伝えておいて」
「どうして、わたしが…!?」
「だって、藍原さんって平野くんと仲いいんでしょ?家も近い幼なじみだっけ?」
「そ…そうですけど…」
「私から返すよりも、藍原さんから返してもらうほうが平野くんもいいだろうし。お願いね」
そうして、わたしは没収されていたあっくんのマンガを押しつけられてしまった。
昨日までならともかく、…なんで今日。
手招きをされたから職員室に入ったのだけれど――。
「これ、平野くんに返しておいてもらえる?」
渡されたのは袋に入った3冊のマンガ。
「…先生、これは?」
「この前、平野くんが学校に持ってきて読んでるのを見かけたから没収してたの。もう持ってこないように伝えておいて」
「どうして、わたしが…!?」
「だって、藍原さんって平野くんと仲いいんでしょ?家も近い幼なじみだっけ?」
「そ…そうですけど…」
「私から返すよりも、藍原さんから返してもらうほうが平野くんもいいだろうし。お願いね」
そうして、わたしは没収されていたあっくんのマンガを押しつけられてしまった。
昨日までならともかく、…なんで今日。



