白い空をまた君と見たくて


「…では、三送会装飾実行委員会に立候補する人は、この後学習室へ来てください」

そう声がかかった後すぐに、SHRは終わった。
「んー!」
私は自分の席で伸びをする。

窓からは、冬のまだ冷ための風が吹いていた。
私は一人、外を見ながら考え込んだ。

「どうしよっかなぁ、実行委員会…」

こんな時、いつもの私なら、真っ先に実行委員会へ立候補するだろう。
だが、私が今ここで迷う理由は、大きく二つあった。