いつもは遅刻に厳しい先生も、朝光くんを引き止めることはしない。
それくらい朝光くんの権利は絶対だから。
朝光くんがこっちに向かってくるにつれて、女子の視線が増えてきた。
さっきまで相川くんが独占していた戦況が、朝光くんが入って変わるのは間違いないからだと思う。
「凪ー、どっち勝ってんの?」
「俺の方だよ、当たり前だろ」
意外なことに、2人は仲がいいらしい。
朝光くんも、相川くんもタメ口で話してるし2人とも笑顔だし。
それにしても、2人の黒髪イケメンが並んでいるとすっごく絵になるなぁ。
いつの間にか女子はほとんど全員そちらに目を向けていて、朝光くんをいれた2組との試合が始まった。



