運の悪いことに私とななちゃんは別々のチームにされてしまった。
今はななちゃんのいるAチームの対戦中。
つまり私のいるBチームは観戦の時間。
麗華が悪い噂を流したから、もちろん私に寄ってくる人は一人もいない。
黙って試合を見つめるだけ。
「キャー!かっこいー!」
後ろで黄色い声が聞こえて何となく振り返る。
そこでは男子が試合をしていた。
残念ながらうちのクラスは圧倒的に負けてるみたいだけどなぜだか皆は嬉しそう。
それはきっと、1人の男子が圧倒的なプレーをしているから。
相川凪くん。
朝光くんとは対照的で皆の王子様みたいな人。
悪い雰囲気だって全然感じさせず、人当たりもいいらしい。



