スイスイと慣れたような手つきで操作して電話をかけたみたい。
「あー、うんいーよ。テキトーに全部持ってきて」
『ぜ、全部でございますか……?』
電話口から聞こえるのは困惑した男の人の声。
全部……?
まさか、とは思うけどご飯じゃないよね、……?
と思ったら嫌な予感は当たってしまったみたい。
ピンポーン
インターホンの音がして黒羽さんがビニール袋を5つくらい腕にかけて戻ってきた。
「それ、なんですか……」
「?デリバリー」
「えっ、全部、ですか……?」
「?そーだけど」
ふつーでしょ?と言うように首を傾げた黒羽さん。
き、規格外すぎますよ……。



