最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。



……私のお腹が大きな音を立てた。


この人の前でこんなことするなんてっ……!

かあああと耳まで熱が伝わっていくのがわかる。

穴があったら入りたいよ……。


目の前では何がおかしいのかお腹を抱えて笑っているその人。さっきまでの緊張感はもうどこにもない。


「はは、ほんと面白いねお前は」


「ありがとう、ございます……?」


なんて返したらいいのか分からなくて疑問形になってしまった。


「ね、ご飯食べよっか。お腹すいてんでしょ」


「え、はい。でも私、お金が入ってるスマホの充電がなくなっちゃってて……」


「お金ぐらいいーよ」


「いや、そんな……、申し訳ないで、」