「あははっ、お姉ちゃん久しぶり〜」
「……え?なん、で、」
そこにいたのは私の双子の妹、麗華だった。奥には気まずそうな顔をした弘樹もいる。
「そんな顔しないでよぉ、お姉ちゃん。麗華、お家におもちゃがいなくなってつまんないから早く帰ってきてほしいと思ってるんだよ?」
私の耳元で囁く麗華。
どうしてここにいるの?
なんでここが分かったの?
いくらでも疑問はあるけどその前に嫌な記憶が蘇ってきて、恐怖で手がガタガタと震える。
「……わ、私、は、」
恐怖で上手く喋れない。喉の奥に言葉がつっかえて出てこなくて代わりにじわりと喉と目の奥が熱くなる。
ただ、麗華が怖い。
自分を落ち着かせるためにぎゅうっと自分の体を抱きしめると腕の中のマフラーの感触に気づく。
そ、そうだよね。



