最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。





真っ黒な液晶画面に映る私は、


「え……なん、で……」

なぜか泣いていた。


若干乾きつつあるけど頬を濡らしているのは間違いなく涙。


……そういえば、すごく嫌な夢を見た気がする……。


っじゃなくて!


今の事態の意味が分からないよ……。

目の前には異常に綺麗な顔をした黒羽くんがいるし……。異常なのはいつもだけど。

「あ、起きた?」


見つめていたら突然相手の目が開いたからびっくりした。オマケに起きた?なんて。


私がここにいることを知ってるみたい。


「あ、はい。あの、私事態がよく分かってなくて……。どうして黒羽さんはここにおられるのですか?」


「えー、覚えてないの?昨日びしょぬれの咲良に声かけたら帰る場所がないとか言ってそのまま気絶しちゃったじゃん」