うううう嘘でしょ!?
私の左手を握っていたのは他でもない黒羽朝光くんだった。
しかも私が今座っているのはベッドでこの男はベッドの下の床に座って私の手を握っている。
なんでこの人が……。
ぐるりと部屋を見渡すけど全く見覚えがないところ。
黒で統一されたシンプルだけどとても綺麗な部屋。
もう色んなことが分からなくて頭の中がぐちゃぐちゃ。
とりあえず、スマホ……!
左手をなんとなく離せずに右手でスマホを探す。
うう……。探しにくい……。
やっとのことでポケットからだして電源をつけようとする、けど。
「バッテリー、切れ……」
長押しすると充電してくださいのマークが出るからそういうことだ。



