でも、麗華の怒りの原因になりそうな男子と関わるのは絶対に辞めようと決めた。
それでもお父さんたちからの暴力や罵声は相変わらずで、
慣れてしまったのはそうだけど、担任の先生に心配されることが増えてきた。
「鈴木さん、痣、大丈夫?」
プールの授業のときにバレてしまってから、
その先生は私を気にかけてくれるようになって。
でも家族からは人に言ったらいけないと言われていたからどうしても言えなかった。
家族からの『いけない』はやったら殴るということだ。
殴られることが恐怖だった私は言おうとすると激しい頭痛と腹痛に見舞われるようになってしまった。



