最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。



「っふ、」


「いーね、泣き顔興奮する」


苦しさから溜まってた涙が溢れてきたけど、それは男たちを興奮させる材料にしかならなかったらしい。


「起きてるとめんどくさいし1回気絶させちゃう?女ひとりくらいなんとかなるっしょ」


「確かに、でももうだいぶ辛そーだけどね」


私の頭上でそんな会話を繰り広げる彼ら。


そのうちにも私の意識は遠のいて……、


「気絶するのはお前らの方だよ」


「は?」


ゴッ、と鈍い音がして苦しさから開放された。

肺が酸素を求めて咳が出る。


少し落ち着いて前を見るともう1人の男が子鹿のように震えていた。


「黒羽、朝光?どうしてここに……」