最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。





「なんかさ、咲良と一緒にいたあの男がすげー目で咲良のこと見てて。ちょっと心配だなって思った凪くんは盗聴器を付けたわけですよ、優秀ー」


焦ったようにまくしたてて、1人で拍手までしてる凪くん。焦って自分のこと''凪くん''呼びになってるし。




「っふふ、ありがとね。凪くん」



今までの雰囲気が戻ってきた気がして、笑いがこみあげてきた。
そんな私を見て、驚いたように顔を見合わせた凪くんと朝光くん。



「じゃああとは2人で楽しんで。おじゃま虫は消えまーす」


そんなことを言って、凪くんは去ってしまった。


取り残された私たち2人。
目の前には5人の男子が気絶した姿があって、なんとなく気まずい。



「咲良、ちょっと場所変えよっか」


「っ、うん」