それに私は朝光くんが好きなのに、弘樹くんと付き合ってしまうのは嫌だ。
そもそもお金で''好き''を強要してくる人なんかと絶対に付き合いたくない。
「っ、やだっ……!」
早く、と急かされたから今自分に出せる最大限の声を出して言った。
すると、貼り付けたような笑いをとった弘樹くん。
真顔になってこっちを見据えてくる姿に恐怖を覚える。
「ちょっとこの女、動けないようにして」
「っ、やめ、」
男たちの手が私の腕に回ってくる。そのまま足も固定されて、立ったまま動けない状態にされた。
声を出そうにもさっきより強く口を抑えられて、なにも言うことができない。
腕が、痛い。もちろん足も。
じわ、と涙が滲んできたとき、弘樹くんが近づいてきた。



