最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。





「まあさ、俺は部外者だからとやかく言えないけど、咲良は自分の思い伝えといた方がいんじゃね?すげーお前らすれ違ってるよ、多分」



「……」


言われてみれば確かにわたし昨日、感情的になって朝光くんと何も話してない気がする。


麗華とキス、してたのは確かだけど実は朝光くんにも事情があるのかな。


分からない。弘樹くんみたいに''麗華のことが好きになった''で終わらせられるかもしれないけど。

それでも、聞こうと思える勇気をくれるのが私の大好きな''朝光くん''だから。



「凪くん、私やっぱり朝光くんに聞いてみる」


「ん、そーしな」



ぽん、と頭を撫でられた。
そのまま髪を優しくつたって話された手。



優しいぬくもりに心があたたかくなったとき、



「咲良……!」