入口の端の方で見とれていると、突然''ジャジャーン!''とオーケストラの音が響き渡った。
それを始めとして、どんどん旋律を奏でる音が聞こえてきて、一気に華やかになったその場にたくさんの人たちが踊り始める。
時計の下がライトアップされているから、女の子の着ているドレスが浮かび上がって、カラフルな水槽のようになっていて。
ぎこちないながらもすごく楽しそうに踊っている人たちを見ていると、思わずいいなぁと見つめてしまう。
って、こんなことしてる場合じゃないんだった。
もうすぐ8時だから弘樹くんを探さないと……、
キョロキョロ辺りを見渡してみるけど、周りに弘樹くんらしき人はおらず。
歩いて探すしかないかと歩き始めたとき、
「咲良、ちょっと来て」
「っ、凪くん!?」



