圧力に押されて言葉も出ないそいつ。
ほんとに人生めちゃくちゃにしてやろーかと思ったけど、咲良が悲しみそーなので耐えて。
力なく座り込んでしまった女を尻目に、俺はその場を去ってホールへと向かった。
━━━━━━キスされたところを遠くの窓から咲良が見ていたなんて、考えもせずに。
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「っ、朝光、おせーよ!」
会場に入って咲良を探した瞬間、凪が焦った様子で近づいてきた。
……珍しい、こいつが焦ったところなんかあんま見たことないのに。
息を切らした凪が持っているのは1枚の紙。
突き出されたそれを目で追っていくと……、
「……は?」
''契約を終わりにしましょう''
明らかに咲良の筆跡で、そんな文字が書かれていた。
頭を鈍器で殴られたような衝撃が響く。



