最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。




うん。やることがない私が机を運ぶのを手伝った方がいいよね。


目の前の子の嬉しそうな顔を見ると、こっちまで嬉しくなる。



「じゃあこっち!ついてきてね」


……え?気のせい、だよね。
一瞬、意地悪そうに彼女の目が細められたことは見て見ぬふりをした。



重いドアを開けて、一気に人気のなくなった廊下に出る。


さっきの華々しさがなくなって、なんだか耳に残った音楽がこびりついている気がして。


少しだけ寒気がしてちょっと怖い。



さっきの愛想いい態度から一転、一言も話さなくなった彼女たち。

疑問に思いながらも、特に気にせずついていくと、


「咲良ちゃん、ここだよ!」



『備品倉庫』と古びた文字でかかれたプレートのついている部屋に案内された。


ここに、机が入ってるのかな。